住宅ローンが払えない場合の対処方法8選
住宅ローンが払えない場合の対処方法をまとめています。
対応を後回しにして何もしないことは悪手でしかありません。
問題が起こった時は、早く動くことが解決の近道です。
・家計の見直し
・住宅ローンの返済条件を見直す
・住宅ローンの借り換えを検討する
・団体信用生命保険適用の有無を確認する
・売却する(一般売却・任意売却)
・個人再生(住宅ローン特例)を利用する
・リバースモーゲージに借り換える
順番に解説します。
家計の見直し
一つ目の対処法は、家計の見直しをすることです。
急に収入を増やすことは難しくとも、無駄な出費をなくして、毎月の固定費を削減することはすぐにでも始められます。
携帯電話の通信費や車の維持費など、家計の収支を洗い出して、節約できるものがないかをチェックしてみましょう。
住宅ローンの返済条件を見直す
住宅ローンの返済条件を見直すことも対処方法の一つです。
月々の返済が負担に感じる時点で、金融機関に相談することで、返済期間の見直しや月々の返済額を減額してくれるなどの対応をしてくれるケースもあります。
金融機関の立場で考えても、返済が滞るよりは、条件を見直して返済を続けてもらう方が望ましいでしょう。
もちろん何でも対応してくれるわけではありませんが、返済が厳しいと感じたら、滞納する前に勇気をもって相談して下さい。
住宅ローンの借り換えを検討する
住宅ローンの借り換えを検討することも対処方法の一つです。
一般に借り換えの効果があるのは、金利差1%以上・残り期間10年以上・ローン残高1,000万円以上とされており、必ずしも借り換えが有効であるとは限りません。
低金利が続く現在では、金利差によるメリットよりも借り換えの手数料などの方が高くつくケースも多く、まずは現在の金融機関に返済条件の見直しを相談するべきです。
団体信用生命保険適用の有無を確認する
団体信用生命保険適用の有無を確認することも忘れてはいけません。
加入者が死亡または所定の高度障害状態になった場合、残りの住宅ローンは全額弁済されます。
万が一の際は、保険の適用条件を確認して下さい。
売却する(一般売却・任意売却)
返済が難しいと判断した時は、家を売却することも方法の一つです。
住宅ローンの残債は売却金額で一括返済することになります。
一般売却は最も高く売れる売却手法なので、返済が滞る前に売却することも検討するべきでしょう。
また、任意売却については、債権者の同意が必要になりますので、金融機関に相談しなければなりません。
個人再生(住宅ローン特例)を利用する
個人再生を利用することも対処方法の一つです。
個人再生は減額された借金を概ね3年かけて支払うことで、残りの借金の支払義務が無くなります。
住宅ローンは減額対象とならず住宅ローンの返済を続けることで、その後も住み続けられます。
これは住宅ローン特例によるもので、住宅を失うことなく借金を整理し経済的に再生できるようにするための制度です。
リバースモーゲージに借り換える
リバースモーゲージとは、家を担保にお金を借りる方法であり、毎月の返済は利息のみでよく、債務者が亡くなった時に、担保物件を売却して債務を完済する住宅ローンのことです。
また、リバースモーゲージはシニア向けの金融制度であり、年齢制限が設けられているため年齢によっては利用できない可能性があります。
家計を見直した上で、返済条件の見直しを相談するなど、できることはすべてやりましょう。