住宅の気密性・断熱性を把握する方法
ここでは、住宅の気密性・断熱性の把握方法を解説します。
・C値
・Q値・UA値
上記2点のポイントを押さえておきましょう。
C値
C値とは、住宅全体にどれくらい隙間があるかを示した数値です。C値の値が低いほど、気密性が高くなります。
C値の計算式は、以下の通りです。
隙間の面積÷住宅の延床面積
以前の省エネ法では、北海道・東北で2.0、それ以外の地域で5.0がC値の標準とされ、それ以下であれば高気密住宅とされていました。
Q値・UA値
Q値は熱損失計数とも呼ばれ、住宅内の熱がどれだけ外部に放出されるかを示した数値です。
外気との温度差が1℃の時に放出される熱量を、数値で表しています。
数値が小さいほど断熱性能が高くなります。
UA値は外皮平均熱貫流率とも呼ばれ、外部への熱の逃げやすさを示した数値です。
外皮とは、外壁・屋根・床の合計面積で、それぞれから放出される熱量の平均がUA値です。
こちらも数値が低いほど断熱性が高くなります。
2013年に改正された『平成25年基準』からは、Q値に代わってUA値が次世代省エネ基準の中心的指標になりました。