地震に強い家の特徴
ここでは、地震に強い家に共通する特徴を解説します。
・地盤が強固である
・形がシンプルである
・階層が低い
・質量が小さい
上記4つの特徴を順番に見ていきましょう。
地盤が強固である
地盤とは、住宅の基礎部分を支える地面を指します。この地盤が強固であれば、地震が起きても揺れを吸収して建物の倒壊や損傷を防げます。
家を建築する前には地盤調査が実施され、地盤の強さが足りていない場合は一般的に改良が必要です。
必ず調査を実施して安全な強度の地盤を確保してから、住宅の建築を行いましょう。
形がシンプルである
一般的に形状がシンプルな住宅であるほうが地震に強いといわれ、推奨もされています。
正方形や長方形などのシンプルな形は地震の力を効率良く分散できるため、倒壊のリスクが低いでしょう。
逆に、複雑な形状や大きな突出部分を持つ住宅の場合、地震の力を集中的に受けやすく損傷のリスクが高くなるといわれています。
階層が低い
高い建物の場合、地震による揺れが上部に向かって増幅され、上の階になるほど揺れが大きくなる傾向があります。
地震の揺れに強い家を望む場合、階層が低い設計を採用することがおすすめです。
特に一戸建ての場合、平屋や2階建てなど階層が低い住宅にすれば、地震が発生した際も安定性が高く、倒壊リスクが低減されます。
質量が小さい
家全体の質量が小さければ、地震の揺れによって受ける影響も小さくなります。
例えば、コンクリート住宅に比べて軽量な木造建築の場合、地震のエネルギーによって受けるダメージを抑えられるでしょう。
しかし、住宅の材質を選ぶ際には、質量だけではなく建物の形状や構造の工夫も重要です。
工務店やハウスメーカーと総合的に判断しながら、希望する住宅に合った材質を選びましょう。